2009年06月23日
ウミガメ公園
少し前の話になりますが、5月に七里美浜を訪れた
際に立寄った「ウミガメ公園」と言う道の駅で
撮った写真です。道の駅に併設されているウミガメプール
と言う施設では数頭のウミガメが飼ってあって無料で見学
出来るようになっています。詳しくはコチラで紹介しました。
文字どうりウミガメが産卵にやってくる七里美浜ですが、
近年数頭の上陸しかなく赤ちゃん子ガメも数えるほど
の数しかふ化しないらしく、多くのマスコミや支持者の
子ガメ放流に反対しているそうです。
実際海ガメの生存率は5000匹に一頭ほどの確立
だそうですが、年間数十~数百頭程度のふ化では、
先細りの実態しか残念ながら推測出来ません
そこで放流・・・
当然当たり前のように考え付く結論ですが、
ココでの問題はそう簡単では無いようです。
海ガメを研究した結果、水槽で守られた水槽で
ふ化して育てられた海がめは当然生存率は
下がります。当たり前の事です。
専門で無い私が考えてもそう思います。(笑)
つまりは生存率の低い海がめの放流を続けても
生存率自体の低下を招くだけで実際の寄与には
ならない?一過性のもので常に放流を続けても
結局は自然を守っているわけでも何でも無くただの
動物愛護?寄付したい人?の自己満足だけで
終わってしまい実態を無視した放流はやめようと
訴えているわけです。
じゃあ待っていればいいのかって訳ではなく、
ここ紀宝町では、ウミガメ保護条例を作り、
年に数頭来るか来ないか分からない海ガメを
迎え入れる為に海をキレイに保つ努力をして
おられます。当然地元の方も・・・
雰囲気や建前で行なう自然保護よりも
本当の意味で本物の自然を守る事は、
並大抵の努力では行なえません。
中途半端に寄付するぐらいなら
その地へ足を運んで田舎や地元
の現状を知らないと本当の意味で
為になっているのどうかはちょっと
分かりませんね?
お金を払って自然保護が出来るなら
簡単ですが・・・
まずは知ることから始めましょう。
ちなみに亀さんだけを見るなら大きな水族館に
行った方が面白いですよ!小さな小さなウミガメ
プールですが、考えるにはお勧めです。
09七里美浜車中泊釣の旅
Posted by tyrar at 17:01│Comments(0)
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